美食は四川にあり
子供のころから辛いものが好きで、マーボー豆腐も好きだったが、中華屋や家庭で出てくるものしか食べたことがなかった。
そして特別に好きでもないし、たんなる中華料理としか思ってなかった。
大人になって海外旅行の帰り道にストップオーバーで寄った台湾で陳麻婆豆腐にハマってから、作り方をしらべて今ではヘビーローテするメニューになっている。
以降旅行では現地食が飽きてヨレたときは中華食堂で激辛麻婆でパサパサしたご飯だろうが丼かきこんでドーピングとしている。
中国四大料理といえば四川料理、広東料理、江蘇料理、山東料理といわれており、美食は四川にありといったフレーズもよく耳にすることも多い。
今回は四川料理についてちょっと書く。
四川省は大陸の中でも内陸部にあり、西にチベット高原、東に四川盆地が広がり、周囲を山岳地帯に囲まれている。
面積が日本の1.5倍もあり、三国志の魏・呉・蜀の蜀の都であった成都の発展と一緒に四川料理が洗練されていったらしい。夏が暑く冬が寒い気候で生まれたのが夏は発汗を促し、食欲増進させ、冬は身体を温める辛い料理で健康を維持するために生み出された料理という。
南米原産のトウガラシが大陸につたわったのが、明(1368年 - 1644年)の末期でそれまでは四川と湖南の人は芥子を好んでいたらしい、昔の麻辣は麻は花椒 辣は芥子の辛さのことだったらしい。
昨今、辛いものを食べるのがスゴイ!みたいな風潮があるけど四川料理の真髄の麻辣、麻の花椒、現地ではどっさりいれるが同じ感覚でいれると口が小一時間程麻痺すので十分注意されたい。
現地分量で作っても辛さは大丈夫なんだけど花椒の量を調整しだいで昇天できるので、
次回レシピと薀蓄を書いてみたい。
以下台湾で初めて行った四川料理屋、けっこう人気店で駐在員やCAも見かけました、オーダーは辛めでおkだと思う。(ほかの店も思い出したら随時追加します。)
店名 樺慶四川菜餐廳
アクセス 台北 台北市南京西路12巷5號
MRT中山駅2番出口から徒歩約1分